映画/演劇
#207
ハンス ツィシュラー
みすず書房
日記や手紙において、カフカが映画の内容やイメージをしばしば描写していたことはよく知られており、彼にとっては、「途方もない楽しみ」を与えてくれる娯楽装置以上の意味を持っていた。カフカと映画とのかかわりを解明しようと試みた、意欲的な一冊。
#195
山田 宏一, 和田 誠
文藝春秋
「『リオ・ブラボー』はベストワンの一つである、と。ワン・オブ・ザ・ベストワンね」「『リオ・ブラボー』は何度も何度も観た映画でもあるんだ」「俺もそう。『7人の愚連隊』との二本立てがあったね。最高に楽しかった」「あれは楽しかったなあ。今は亡き渋谷全線座」
#194
山田 宏一
平凡社
少年時代、親友ロベール・ラシュネーに恋の悩みを訴える、息せき切った手紙。兵役時代、練兵場から雑誌編集長エリック・ロメールに書いた手紙。盟友ジャン=リュック・ゴダールへの骨肉相食む袂別の手紙。ひとりの「映画人間」の人生を伝える書き下ろし評伝。
#193
淀川 長治, 山田 宏一, 蓮實 重彦
中央公論社
生まれたときから映画とともに育ってきた淀川長治の記憶の宝庫を中心に、観て映画、語って映画の一大座談会。「男優の魅力」「血縁の映画史」「雨と風と映画」。次から次へと語られる映画は千一本以上。
#192
淀川 長治
マドラ出版
1991年にテレビ東京で深夜に放送された「夜中の学校」。淀川長治の「美学入門」は「愛の美学」「笑いの美学」「粋の美学」「人生の美学」。特別補講は「映画は愛の学舎である」。
#191
淀川 長治, 杉浦 孝昭
マドラ出版
「『ファニーとアレクサンデル』見事な映画でしたねえ。飽きなかった、5時間」(おすぎ)「『「八月の狂詩曲』これ見たら、黒澤さんのおうちに行ってなぐさめたくなってきたの。またいじめられると思って」(淀川)「広告批評」の連載を書籍化。全四巻。
#107
ラーメンズ
ポニーキャニオン
ラーメンズのDVD-BOX第2弾。第11回〜14回の定期公演をパッケージ化。チケットはすぐに売り切れてしまうプレミアライブを収録。
#106
ラーメンズ
ポニーキャニオン
定期公演は毎回ソールドアウトのラーメンズ。「椿」「鯨」「零の箱式」「雀」の4作品をまとめたDVD-BOX。
#105
岡田 利規
白水社
2005年の岸田國士戯曲賞の受賞後、大江健三郎賞の受賞をはじめ国内外の注目を浴びつづけてきた、岡田利規の変化の軌跡をたどることができる戯曲集。「ホットペッパー、クーラー、そしてお別れの挨拶」「フリータイム」「エンジョイ」を収録。
#104
岡田 利規
白水社
表題作のほか、2篇(「マリファナの害について」「労苦の終わり」)を収録。超リアル日本語演劇の旗手によるデビュー作品集。「いよいよ出てきたというべき才能」「或いは、どこに隠れていたのよ、というべき才能」(野田秀樹) 第49回岸田国士戯曲賞受賞作品。
#103
チェルフィッチュ
プリコグ
アメリカがイラクへの空爆を開始した、2003年3月の東京が舞台。六本木のライブハウスで出会った男女が、そのまま渋谷のラブホテルへ行き、5日間を過ごす。要約すればそれだけの物語を、複雑な語りの構造と演じる主体の移行など独特の手法で伝える。作・演出:岡田利規
#095
秦 早穂子
リトル・モア
映画配給、評論で卓越した業績を残した秦早穂子の自伝的小説。単身パリへ渡り、27歳の時、ゴダールのデビュー作を撮影中に世界で最初に買い付けた。『A BOUT DE SOUFFLE』原題=《息切れ》は、いかにして《勝手にしやがれ》になったのか?日本映画ペンクラブ賞受賞。
#094
ジャン=リュック ゴダール
筑摩書房
「私に興味があるのは、自分がかつてつくったものを見ること、そしてとりわけ、自分がかつてつくった何本かの映画を利用することなのです」 映画史上の名画と自身の旧作を上映しつつ個人史を自由に語るというこの連続講義は『映画史』へと結実する。
#093
ジャン=リュック ゴダール
筑摩書房
ゴダールの1950年から85年にわたるすべての評論・エッセイ・インタビューなどを網羅する二巻本全集。Iは批評家時代からアンナ・カリーナとの共作時代までを収める。
#091
浅田 彰
新潮社
ゴダール、ヴェンダース、パゾリーニ、ストローブ=ユイレ。映像表現と現代文化の最前線をスクリーンの光に発見するテクストと対話。
Book descriptions are basically quoted from the official book database or publishers' websites, unless otherwise noted.