横尾忠則、淀川長治、河合隼雄、D&DEPARTMENT、志村ふくみ
#200
柴田 錬三郎, 横尾 忠則
集英社
1973年〜74年に「週刊プレイボーイ」で毎週6ページカラー連載されていた時代小説。あるいは「柴練、横尾の名コンビが放つ現代絵巻物」。「この豪華な本は、稀覯の書として、のちのちまでねうちがある、と確信する」(序文=柴田)。
more info: フクヘン
#199
横尾 忠則
佼成出版社
なんでもない出来事の中から拾い上げた日々の随想。最近三年間の日記。そして空飛ぶ円盤物語。三冊分を一冊に、新しい発想でつくられた横尾忠則の本。
#198
横尾 忠則
講談社
横尾忠則の「イラストレーター休業日記」。創造の禁欲状態にあえて身を置き、苦悩の闇をひとり模索しつづけた2年間。横尾の内面に兆した変化はどのようなものであったか。奔放なイマジネーションと悪夢に満ちた終末感とが創りだす、ユニークなエッセイ世界。
#197
横尾 忠則
新書館
「もし私の身長が一米七〇糎あったなら、私はどんなに大きな自信をもつことができたか知れない。この本に収められた過去数年のエッセイは、全て私の願望を表したものばかりである」1969年刊。著者初のエッセイ集。
#196
和田 誠
文藝春秋
若い才能がジャンルを超えて出会い、刺激しあった時代。銀座が街の王様だった頃。文章と懐かしいデザインでつづる60年代グラフィティ。第9回(1993年)講談社エッセイ賞受賞。
#195
山田 宏一, 和田 誠
文藝春秋
「『リオ・ブラボー』はベストワンの一つである、と。ワン・オブ・ザ・ベストワンね」「『リオ・ブラボー』は何度も何度も観た映画でもあるんだ」「俺もそう。『7人の愚連隊』との二本立てがあったね。最高に楽しかった」「あれは楽しかったなあ。今は亡き渋谷全線座」
#194
山田 宏一
平凡社
少年時代、親友ロベール・ラシュネーに恋の悩みを訴える、息せき切った手紙。兵役時代、練兵場から雑誌編集長エリック・ロメールに書いた手紙。盟友ジャン=リュック・ゴダールへの骨肉相食む袂別の手紙。ひとりの「映画人間」の人生を伝える書き下ろし評伝。
#193
淀川 長治, 山田 宏一, 蓮實 重彦
中央公論社
生まれたときから映画とともに育ってきた淀川長治の記憶の宝庫を中心に、観て映画、語って映画の一大座談会。「男優の魅力」「血縁の映画史」「雨と風と映画」。次から次へと語られる映画は千一本以上。
#192
淀川 長治
マドラ出版
1991年にテレビ東京で深夜に放送された「夜中の学校」。淀川長治の「美学入門」は「愛の美学」「笑いの美学」「粋の美学」「人生の美学」。特別補講は「映画は愛の学舎である」。
#191
淀川 長治, 杉浦 孝昭
マドラ出版
「『ファニーとアレクサンデル』見事な映画でしたねえ。飽きなかった、5時間」(おすぎ)「『「八月の狂詩曲』これ見たら、黒澤さんのおうちに行ってなぐさめたくなってきたの。またいじめられると思って」(淀川)「広告批評」の連載を書籍化。全四巻。
#190
飛ぶ教室
光村図書出版
河合隼雄の追悼特集。「ぼく、土の中の虫は、みんなキライや―泣き虫ハァちゃん異文」「“河合さんと子どもの本”の話をしよう」(今江祥智×山中康裕)「少年としてのあるいはコヨーテのような河合さんの肖像」(長田 弘)「あなたが子どもだったころ」(三林京子×河合隼雄)
#189
河合 隼雄, 村上 春樹
新潮文庫
「僕にとっての『小説の意味』みたいなものを総合的にすっと理解し、受けとめてくれた人は河合先生一人でした。『物語』が我々の魂にとってどれほど強い治癒力をもち、同時にどれほど危険なものでもあるかということを、深いレベルで把握しておられる方です」(村上春樹)
#188
河合 隼雄, 茂木 健一郎
新潮文庫
京都の河合オフィスで茂木氏は自ら箱庭を作り、臨床心理学者はその意味を読む。箱庭を囲みながら、夢と無意識、シンクロニシティとは何かなどをめぐって、話は深く科学と人生の問題に及んでいく。河合の死の一年前に記録された、貴重な対話集。
#187
河合 隼雄
講談社プラスアルファ文庫
生涯にわたって自分の夢を記録しつづけた僧・明恵の『夢記』を手がかりに、夢の読み方、夢と自己実現の関係、ひいては人間がいまを生きるうえで大切なこと等をユング心理学の第一人者、夢分析の大家が実証的に説く。第一回新潮学芸賞を受賞。
#186
河合 隼雄
中公新書
何かの行為をしてしまったあとで、知らずにとか、思いがけず、ということがある。本人の実感としてはそのように表現するより仕方がない。無意識の世界とは何なのか。ユング派の心理療法家として知られる著者が、症例や夢の具体例を取りあげながら心の深層を解明する。
#185
idea アイデア
誠文堂新光社
「特集:D&DEPARTMENT PROJECT 2005-2008」D&DEPARTMENTの活動の軌跡とインタビュー「地方,日本,そしてデザイン」を収録。
more info: idea アイデア
#184
D&DEPARTMENT
エクスナレッジ
リサイクル家具、カフェから、ホテルへとつながる、D&DEPARTMENT PROJECTの全容を見渡すブランドブック。スタッフが提言する「普遍性」「アイデンティティ」「リ・ユース」「デザインと消費」とは何か。
#183
D&DEPARTMENT
ディアンドデパートメント
D&DEPARTMENTによる「デザインの観光ガイド」。一冊一冊のために編集部は移動し、その土地を代表するロングライフデザインを紹介する。年に4冊を発行し、2021年に47都道府県が揃う。
#182
別冊太陽 太陽の地図帖
平凡社
各地の優れた民藝品を紹介した柳宗悦の『手仕事の日本』。その中から、現在も技術が伝承され、購入可能な品々を写真と生産地の地図で紹介、民藝の旅へと誘う。作家・小川糸のルポも掲載。
#181
柳 宗悦
岩波文庫
「馬乗提灯」「竹飯櫃」「長火鉢」「簑」。ひと昔前まで日本人の暮らしに欠かせなかった生活道具。その美しさに魅了された著者は20年近い歳月をかけて「手の国」日本を訪ね歩いた。姿を消しつつある郷土品の数々が輝きを放っていた頃の日本が垣間見える民藝案内書。
#180
コロナ・ブックス
平凡社
雨、風、雷、波、虫の音などの自然の音から日常生活の音、節分や涅槃会、祇園祭などの年中行事まで、日本の伝統と繊細な感性が生みだした音の表現を、日本画、浮世絵などに探る。
#179
コロナ・ブックス
平凡社
松竹梅、亀甲つなぎ、青海波、千鳥、流水……日本人の生活に身近な全110種類の文様を紹介。工芸・染織から家紋まで、その成り立ちや変遷、意味を解説する。
#178
白洲 正子
新潮文庫
扇、染織、陶器、木工から、刺青、現代彫刻まで、手仕事のすばらしさを静かに守り抜いているさまざまな日本のたくみを訪ねる。図版多数収録。
#177
志村 ふくみ
筑摩書房
ちよう、はたり。記憶の底から、機の音が聞こえる。染織家にして人間国宝であり、随筆家としても定評のある著者の第4エッセイ集。1990年以降に書かれた文章に書き下ろしを加える。口絵には染織作品をカラーで掲載。
#176
志村 ふくみ
ちくま文庫
織物をはじめた頃から、染めて織った布の端裂を貼りためておいた著者の『小裂帖』。「長らく書き溜めた日記を公表してしまうような逡巡」を覚えながら選んだ小裂と、色、糸、織、仕事への思いを文章で綴る。日本の色と織の見本帳とも言える一冊。
武田百合子、パウル・クレー、ヴォルフガング・ティルマンス、ブルーノ・ムナーリ、都市型狩猟採集生活
#175
坂口 三千代
ちくま文庫
銀座で「クラクラ」という文壇バーを営んでいた三千代が、安吾との出逢いからその突然の死までの生活を描く。「何の衒いも感じさせない普段着の文章が心地よく、稀代の変わり者との想像絶する日々のことなのに、なんというのか、妙に心が温まる」(松岡正剛)
more info: 千夜千冊
#174
深沢 七郎
中公文庫
小説「楢山節考」で中央公論新人賞を受賞し、異色の文壇デビューをした著者が、畏敬する作家たち正宗白鳥、武田泰淳、井伏鱒二などとの奇妙でおかしい交流を綴る。生涯を自然流に生きた異才の抱腹絶倒の文壇登場日記など。
#173
武田 泰淳
中公文庫
近隣への散歩、ソビエトへの散歩が、いつしか時空を超えて読む者の胸中深く入りこみ、生の本質と意味を明かす。妻百合子の口述筆記により執筆された。野間文芸賞受賞作。
#172
武田 百合子
中公文庫
武田泰淳と過ごした富士山麓での十三年間の一瞬一瞬の生を、澄明な眼と無垢の心で克明にとらえ天衣無縫の文体でうつし出す、思索的文学者と天性の芸術者とのめずらしい組み合せのユニークな日記。昭和52年度田村俊子賞受賞作。
#171
武田 百合子
中公文庫
生涯最後の旅を予感している武田泰淳とその友人竹内好のロシアへの旅に同行して、星に驚く犬のような心と天真爛漫な目とをもって、旅中の出来事・風物を克明に伸びやかにつづり、二人の文学者の旅の肖像を、屈託ない穏やかさでとらえる紀行。読売文学賞受賞作。
#170
谷崎 潤一郎
中央公論新社
七十七歳の卯木督助は“スデニ全ク無能力者デハアルガ”、踊り子あがりの美しく驕慢な嫁颯子に魅かれ、変形的間接的な方法で性的快楽を得ようと命を賭ける―妄執とも狂恋とも呼ぶべき老いの身の性と死の対決を、最高の芸術の世界に昇華させた名作。
#169
パウル・クレー
新潮社
「色彩は私を永遠に捉えた、私にはそれがわかる。この至福の時が意味するのは、私と色彩はひとつだということ。私は、画家だということ」(チュニジア旅行) 切ったり、貼ったり、押したり。作品をつくるかのように美しい言葉で書き継がれた、自叙伝ともいえる日記。
#168
坂崎 乙郎
美術出版社
「左利きのクレーがときには両手を使って描きながら、足でリズムをとったり、踊ったりするのは、バウハウスでは有名だったらしい。単なる癖なのか、それとも制作中の画面がそうさせるのか、それは誰にもわからないし、『造形思考』の中でも分析されていない」(本書より)
#167
パウル・クレー
美術公論社
直筆ノートを通じて、その美術形態論の全容とクレー芸術の核心を浮き彫りにする第一級の資料。パウル・クレー手稿、完全復刻。
#166
パウル・クレー
新潮社
パウル・クレーのバウハウス時代の論文・講義の草稿をまとめた書。「図書館でもどこでもいいから、せめて1時間でもページを繰ってみるべきだ。とくにデザイナーがこれをするかしないかで、根本的な生き方の変化が出てくる」(松岡正剛)
more info: 千夜千冊
#165
パウル・クレー
中央公論美術出版
バウハウスにおける1921年度の形態論の講義のエッセンスであり、当時のクレーの創作活動を理解する上でも重要な文献。クレーによる文字・記号・図の一体化した図版を多数収録。
#164
Ward Robert
Erm Books And Collective
アムステルダムの写真家ワード・ロバーツの初めての写真集。4年間にわたり中立地帯としての世界の無人のスポーツ・コートを撮り集めた。メルボルンの小さな出版社から500部限定で発行された。
more info: Erm Books And Collective
#163
Wolfgang Tillmans
Hatje Cantz Pub
2008年のハンブルグでの『Lighter』展の展示をティルマンス自身が撮影した。「Blushes and Freischwimmer 」の繊細な色のヴェール、ロールアップされた印画紙でできた「paper drops 」、写真に皺や折り目をつけ立体的な写真表現を試みた「Lighter」シリーズなど。
#162
Wolfgang Tillmans
Hatje Cantz Pub
ティルマンスはパートナーを亡くしたのをきっかけに人物を撮るのを止め、抽象表現に傾倒した。本書は1992年から2010年までに撮影された抽象作品をまとめた写真集。ほとんどの作品が、カメラさえ使わず露光を使って映し出されている。
#161
Wolfgang Tillmans
Jrp Ringier
1995年にクンストハーレ・チューリッヒで展覧会を行った際に刊行されたアーティストブック。仲間うちのプライベートな生活シーンをファッション写真にもちこみ『i-D』『Face』などの雑誌で注目を集めた90年代の作品を再生紙に白黒で印刷した。(Shelf)
more info: Jrp Ringier
#160
Wolfgang Tillmans
Walther Konig
「『コンコルド』シリーズを見ると、未来に対する憧憬とちょっと物悲しいメランコリーを同時に感じることができると思うし、その一方で56枚組のやや抽象的なカラー写真のシリーズ、と見ることもできます」(美術手帖インタビュー)
#159
Bruno Munari
Lars Muller Publishers
1995年にチューリッヒのデザインミュージアムで開かれた大規模なムナーリ展のカタログ。カタログタイトルは「空気を見えるようにする」。
more info: Lars Muller Publishers
#158
Bruno Munari
Chronicle Books
ムナーリがイタリアでよく使われる手を使ったゼスチャーを紹介する。右ページに写真、左ページにキャプションを配置した、小さな写真絵本。1958年発行。
#157
ブルーノ・ムナーリ
平凡社
ムナーリによる古今東西の三角形コレクション。家紋、鉱石や植物の組織、建築のモジュール、バックミンスター・フラードームなど古今東西の想像力をそそる三角形のコレクション。
#156
Bruno Munari
Corraini Editore
ガラスのコップやワイングラス、貝殻、ピューターの皿や黒い長方形のプラスチックの入れ物などを花器に使った、ブルーノ・ムナーリ流生け花。
#155
岩月 善之助
平凡社
日本に野生するすべてのコケ植物を対象にしたカラー植物誌。系統順に配列し、属や種の検索表も完備。写真は963種1162点、拡大写真も多数掲載。顕微鏡図はすべての属を網羅。
more info: kids-world
#154
いとう せいこう
毎日新聞社
8年間1度も咲かなかった月下美人が大切な一夜に突然咲いたり、戯れにやったあんずとボケの自己流人工授粉が成功したりと、都会の小さなベランダに数々の奇跡が起こる。99年講談社エッセイ賞を受賞した『ボタニカル・ライフ』の第2弾。
#153
ニコラス マネー
築地書館
人間が出現するはるか昔に地球上に現われた菌類は、地球の物質循環に深くかかわってきた。菌が地球上に存在する意味、菌の驚異の生き残り戦略、菌に魅せられた人びとなどを、解説した菌学の入門書。
#152
千松 信也
リトル・モア
獲って、さばいて、食べる。狩猟8年目、33歳の猟師の暮らし。京都に住む若者はいったい何を思い猟師になったのか。自然と共にある生活から、現代の食卓を見つめなおす。獲物の解体や、調理方法、ワナのメカニズムを写真と図で詳細に解説する。
#151
坂口 恭平
太田出版
「さまざまな領域でゼロをめざす運動が始まっている。利潤を殖やさないが豊かに生きるための経済のゼロ、膨れあがった人間中心主義を吹き飛ばしていくための幻想のゼロ。坂口恭平は、始まったばかりのゼロ度を求める運動の、フライングすれすれの突出者だ」(中沢新一)
more info: 大田出版
ロラン・バルト、平松洋子、J.D.サリンジャー、ヨースト・グローテンス、伊東豊雄
#150
ロラン バルト
みすず書房
この世界一有名な塔から「記号」と「表徴」をつむぎだし、あらゆる時代と空間、あらゆる存在から、この鉄の塔を読み解き、変貌させ、創造力のなかを滑空させる。バルト独自の構造主義的思考の原点と軌跡を明晰に示すエクリチュールの美しく豊潤なモニュメント。
#149
ロラン バルト
ちくま学芸文庫
「これはエクリチュールについての本である。日本を使って、わたしが関心を抱くエクリチュールの問題について書いた」遠いガラバーニュの国のさまざまに感嘆しつつも、それらの常識を「零度」に解体。象徴、関係、認識のためのテキストとして読み解く。
#148
ロラン バルト
みすず書房
「悦楽の特質は語り得ない所にある。だから、断章の無秩序の連続に身を委ねなければならなかった。眼に見えない構図の切子面、鍵盤、泡、巻紙。単なる問題の提出、テクスト分析の学問外的ひこばえ」(ロラン・バルト)
#147
ロラン バルト
みすず書房
本書は既刊の諸著とはちがって、自分自身を対象にした評論ないし評伝ということで、知的世界ににぎやかな話題を提供した。「独立した、ひとつの《人物像》へのかぎりない分析、自分という人物像を解体しようとしている人物像の書、ほとんど小説、である」(佐藤信夫)
#146
猪熊 弦一郎
BOOK PEAK
猪熊弦一郎は自分の嗜好に触れるものをいつも身近に置いて、暮らしや仕事の糧としていた。これらの膨大な数の収集品は丸亀市猪熊弦一郎現代美術館に収蔵されている。 これらのコレクションのなかから、スタイリスト・岡尾美代子が100点余りを選び、ホンマタカシが撮影した。
#145
岡尾 美代子
BOOK PEAK
スタイリスト・岡尾美代子が集めた「物」を写真家・羽金知美が撮り、イラストレーター・塩川いづみが絵を描いて、写真家・ホンマタカシがエッセイを寄せ、菊地敦己が一冊の本にまとめた。
#144
野田 善子
マーブルトロン
プレーンなデザインと、使い倒せる「道具」としての完成度が魅力の「野田琺瑯」。映画会社勤務を経て野田琺瑯に嫁ぎ、主婦の視点から「開発・改良」に携わってきた野田善子がさまざまな容器やその使い方を紹介する。
#143
平松 洋子
毎日新聞社
「毎日新聞」日曜版の人気連載。グールドのピアノ椅子、靴下を食べる靴、レース編みのすきま、セーターを穿くおじさん。日常にはこんなにもたくさんの奇跡がある。第28回講談社エッセイ賞受賞第一作。
#142
平松 洋子
イースト・プレス
ひとりでむっつり食べる味。照れ隠しに大騒ぎでみんなで食べる味。好きな人とふたりの味。慣れ親しんだ味や、だめな味。生きることのおかしみやせつなさは、そんな味覚のごった煮の中にある。
#141
北九州市にぎわいづくり懇話会
西日本新聞社
全国津々浦々でお手本にされたフリーマガジン「雲のうえ」。2006年に北九州市を発行人として創刊された。その創刊号から5号までを合本化。デザイン:有山達也、挿画:牧野伊佐夫、編集執筆:大谷道子
#140
ポール・オースター, 訳:柴田 元幸
新潮文庫
自らが体験した驚くべき偶然の連続を淡々と綴る「赤いノートブック」、無名時代の貧乏生活を軽やかに描く「その日暮らし」、9.11直後のNYに捧げた「覚え書き」など、柔らかななかにも力強い声が聞こえるエッセイ集。日本独自編集。
#139
ポール・オースター, 訳:柴田 元幸
白水社
人々が住む場所を失い、食物を求めてさまよう国、盗みや殺人がもはや犯罪ですらなくなった国、死以外に逃れるすべのない国。アンナが行方不明の兄を捜して乗りこんだのは、そんな悪夢のような国だった。極限状況における愛と死を描く二十世紀の寓話。
#138
ポール・オースター, 訳:柴田 元幸
新潮文庫
人類がはじめて月を歩いた夏だった。僕は唯一の血縁だった伯父を失う。彼は僕と世界を結ぶ絆だった。僕は絶望のあまり、人生を放棄しはじめた。やがて生活費も尽き、餓死寸前のところを友人に救われた…。深い余韻が残る絶品の青春小説。
#137
J.D. サリンジャー, 訳:野崎 孝
新潮文庫
エゴとスノッブのはびこる周囲の状況に耐えきれず、病的なまでに鋭敏になっているフラニー。傷心の彼女に理解を示しつつも、生きる喜びを回復させようと説得を試みる兄ゾーイー。都会的な会話の中に心の震えを写しとって、若者の感受性を代弁する連作二編。
#136
J.D. サリンジャー, 訳:野崎 孝
新潮文庫
「それがどうしたと言われても困るんだけど、『ナイン・ストーリーズ』というのは実に素敵なタイトルです。それ以外ではあり得ない。九つの話がそれぞれの力を尽くして、ひとつの世界を支えている」(村上春樹)
#132
Francesco Banarin
Thomas Eyck
「kleus」が世界自然遺産をモチーフにして再刊された。ユネスコによって選定された80の遺産が、その場所を構成するカラーダイアグラムに変換されている。
#131
Irma Boom
Grafische Cultuurstichting
オランダのグラフィックデザイナー、イルマ・ボームがゴッホ、ルノアールから、クレー、ウォーホル、リヒター、ハースト、グルスキーなど、古典から現在までのさまざまなアーティストの作品を垂直のカラーストライプに翻訳した。
more info: minddesign
#133
Joost Grootens
Nai010 Publishers
グラフィック・デザイナー、ヨースト・グローテンス自身による作品集。デザイナーとしてのキャリア(10 years)、デザインした本のスペック(100 books)、デザインのイメージ(18,778 spreads)がグローテンスらしい手法で整然とまとめられている。
more info: thisispaper.com
#132
Jelte Boejenga, Jeroen Mensink, Joost Grootens
010 publishers
オランダのVINEX地区は1990年代から「コンパクト・シティ」を方針にした都市計画が実施されたことで知られている。本書はVinexのプログラムとその進展を地図帳のように詳細に記録した。デザイン:ヨースト・グローテンス
more info: grootens.nl/
#131
Arjen Van Susteren
010 Uitgeverij
世界101の大都市エリアの人口密度、交通量、大気汚染などのデータが5色の特色を使ったインフォメーション・グラフィックスで表現されている。ヨースト・グローテンスはオランダのデザインアワードを多数受賞。
#130
清家 清
住まいの図書館出版局
戦後住宅史に残る名作といわれた清家清の「私の家」。1950年代から設計されたこの住宅では、日本建築のエレメントや伝統的な住まい観と、近代建築の手法とが見事な調和を果たしていた。建築家自身が住み継がれてきた「家」を語る。
#129
後藤 暢子
住まいの図書館出版局
日本の1970年代を代表する住宅建築、伊東豊雄設計の「中野本町の家」が97年に姿を消した。その20年間を、施主家族と建築家が各自の立場から率直に語る。
#128
伊東 豊雄
ADAエディタトーキョー
生い立ちから建築を志していく過程から、台中メトロポリタン オペラハウス以降の最新プロジェクト、今後の展望まで、ロング・インタビューによって伊東豊雄を読み解く。
#127
瀧口 範子
筑摩書房
「走りつづけていれば、必ず何が問題か見えてくる」ジャーナリスト・瀧口範子による、伊東豊雄の解体新書。世界を飛び回る建築家に密着し、その創造力の源を探りだす。
#126
伊東豊雄建築塾
彰国社
ねじれたグリッド、動きのかたち、コンクリートの森、アルミニウムの家など、重要な10のテーマを選び、それぞれに図版や写真を多用して、短い解説を添えた21世紀のけんちく原理を探る、小さいけれど大きな一冊。
マーク・ボスウィック、白洲正子、イームズ、佐藤雅彦、チェルフィッチュ
#125
Olivier Zahm, Elein Fleiss
Rizzoli
雑誌Purpleのアンソロジー。オルタナティブなアートとファッションの15年間の変化を辿ることができる一冊。
#124
Mark Borthwick
Matador
キャット・パワーのチャン・マーシャルのドキュメントDVD。マーク・ボスウィックが映像撮影のほか、ブックのアートワークも手がけている。
#123
Mark Borthwick
Rizzoli
マーク・ボスウィックの作品集。ファッション写真、セレブリティのポートレート、広告写真のほか、ポラロイドやスケッチ、メモ書きなどで構成された個人的なジャーナルも収録されており、ファッションイメージの裏側にある写真家の内面を窺い知ることができる。
#122
Mark Borthwick
Purple Books
Purpleから発刊されたマーク・ボスウィックの写真集。書名のとおり、モノクロのページに等分に写真が配列されている。
#121
Mark Borthwick
Maison Martin Margiela
マーク・ボスウィック撮影によるマルタン・マルジェラの00年シーズンのルックブック。ボスウィックのアートワークと初期のマルジェラの世界観との見事な調和。
#120
白洲 正子
求龍堂
白洲正子が好きで集めてきたもの、集まってきたものを写真家・藤森武が撮った一冊。白隠書による「日々」などを収録。
#119
白洲 正子
新潮社
初太刀の一撃に命を賭ける示現流・薩摩隼人の度胸を受け継いだ人。危うきに遊んだ名人たちとの真剣勝負を通じて、死の豊饒をも存分に感得した人。ものの意匠にとらわれることなく、本来の裸形を見すえ続けてきた人。白洲正子はいかにして「白洲正子」になったのか。
#118
白洲 正子
新潮社
色即是空を体現した、ひとつの美学。古事記から源氏、西行、南方熊楠、世阿弥。穏やかな自然に恵まれた日本には、両性具有という思想を育む豊かさがあった。文学・美術、風習など、多彩な素材を行き来しつつ、西洋とは本質的に異なるやまと文化の美学を軽やかに論じる。
#117
白洲 正子
新潮社
「ねがはくは花のしたにて春死なむそのきさらぎの望月の頃」 23歳で出家し、73歳で寂すまで平安末期の動乱の世を生きた西行。その漂泊の足跡をゆかりの風物風土の中で味わうことによって、謎に満ち、伝説化された西行の人間的真実に迫る。
#116
青山 二郎
中央公論新社
小林秀雄、中原中也らとの交友は世に「青山学院」と言われ、強烈な個性で影響を与えつづけた異才、青山二郎。自らの「眼」に美の発見を賭した独自の美学の精粋。
#115
河合 隼雄
岩波新書
子どもの内面に広大な宇宙が存在することを、大人はつい忘れがちである。登校拒否・家出など具体的な症例や児童文学を手がかりに、豊かな可能性にみちた子どもの心の世界を探究し、家出願望や秘密、老人や動物とのかかわりが心の成長に果す役割を明らかにする。
#114
ピーター・スピアー
評論社
体の大きさ、肌の色、顔の形、住んでる家、好きな遊び、話す言葉…。世界にはさまざまな民族、風習、言語、文化などがあることを、やさしく説明。それぞれがちがっていることの素晴らしさを伝える大型絵本。
#113
チャールズ&レイ・イームズ
ジェネオン エンタテインメント
チャールズ&レイ・イームズによる短篇映像を集めた4枚組DVD。「パワーズ・オブ・テン」「おもちゃの汽車のためのトッカータ」「ファイバーグラス・チェア」「IBMマスマティックス・ピープ・ショウ」「ポラロイドSX-70」ほかを収録。
#112
フィリス・モリソン
日本経済新聞出版社
極大の宇宙から極小の素粒子へ、10の25乗メートルから10分の1づつスケールを変えて自然界を見ていく。最初は銀河系でさえ点に見える。10の14乗メートルで太陽系が現れ、5乗で都市が見える。-5乗では細胞が、-8乗でDNAが見える。旅は-16乗の素粒子の世界まで続く。
#111
マリリン・バーンズ
晶文社
いつもみているものをちゃんとみること/ぶらぶら歩くこともだいじだ/むすびつかないものをむすびつけてみる/もののみかたは一つきりじゃない/何が問題なのかはっきりさせること/どんな考えもかきだしてみること/心を自由に遊ばせよう(目次より)
#110
佐藤 雅彦
暮しの手帖社
見過ごしがちな、日々の不可解なことを独自の分析で考察する27篇。
#109
中村 至男+佐藤 雅彦
マガジンハウス
中村至男と佐藤雅彦が企業ロゴや商品を用いて制作した架空の広告作品。雑誌「relax」「Casa BRUTUS」(マガジンハウス)に連載された。写真:ホンマタカシ
#108
広告批評
マドラ出版
「ポリンキー」「バザールでござーる」などでおなじみの佐藤雅彦の広告ディレクター時代の仕事を掲載。小沢健二との対話、CM制作日誌も収録。
#107
ラーメンズ
ポニーキャニオン
ラーメンズのDVD-BOX第2弾。第11回〜14回の定期公演をパッケージ化。チケットはすぐに売り切れてしまうプレミアライブを収録。
#106
ラーメンズ
ポニーキャニオン
定期公演は毎回ソールドアウトのラーメンズ。「椿」「鯨」「零の箱式」「雀」の4作品をまとめたDVD-BOX。
#105
岡田 利規
白水社
2005年の岸田國士戯曲賞の受賞後、大江健三郎賞の受賞をはじめ国内外の注目を浴びつづけてきた、岡田利規の変化の軌跡をたどることができる戯曲集。「ホットペッパー、クーラー、そしてお別れの挨拶」「フリータイム」「エンジョイ」を収録。
#104
岡田 利規
白水社
表題作のほか、2篇(「マリファナの害について」「労苦の終わり」)を収録。超リアル日本語演劇の旗手によるデビュー作品集。「いよいよ出てきたというべき才能」「或いは、どこに隠れていたのよ、というべき才能」(野田秀樹) 第49回岸田国士戯曲賞受賞作品。
#103
チェルフィッチュ
プリコグ
アメリカがイラクへの空爆を開始した、2003年3月の東京が舞台。六本木のライブハウスで出会った男女が、そのまま渋谷のラブホテルへ行き、5日間を過ごす。要約すればそれだけの物語を、複雑な語りの構造と演じる主体の移行など独特の手法で伝える。作・演出:岡田利規
#102
松本 大洋
小学館
僕たちにはもう見えない。彼にはそれが見えた。「ちかごろのやつらときたらイタズラのカタマリでたいじがひつようだ」 松本大洋書き下ろし450ページ。
#101
松本 大洋
小学館
様々な事情を持つ子供たちが、親と離れて暮らす場所。陽光が燦々と降り注ぐ園の片隅に放置されたポンコツサニー。そこは彼らの遊び場であり、彼らの教室だった。松本大洋が自らの少年期に思いをはせつつ描く。
日高敏隆、J L ゴダール、ダダ、リトルプレス、ホンマタカシ
#100
コンラート・ローレンツ
みすず書房
比較行動学の立場から脊椎動物における《攻撃本能》といわれるものに新しい角度から光を当て、大きな反響をまき起こした。ひとりの生物学者が火星から人類をみたらこうであろうかというふうに、人類の置かれている現在の状況が客観的に描かれる。訳:日高敏隆
#099
ユクスキュル, クリサート
岩波文庫
昆虫や動物など、生物たちが持つそれぞれ独自の環境世界の驚くべき眺めを紹介する。行動は刺激に対する物理反応ではなく、環境世界あってのものだと唱えた最初の人ユクスキュルの、今なお新鮮な科学の古典。
#098
福岡 伸一
新潮社
内田樹、川上弘美、朝吹真理子、養老孟司。いつも好奇心に目を輝かせている自由闊達な四人が「福岡伸一」の生命観に化学反応を起こしていく。相互につながる四つの「はなし」と、躍動する動的思考で語る著者の「はなし」。
#097
バージニア・リー・バートン
岩波書店
銀河系に太陽が生まれ、地球が生まれ、生物が登場し、植物が育ち、恐竜が闊歩し、哺乳類がすべての生き物の王となるまで。そして、人間が登場し、農業を生業に暮らすまでの長い長い物語。
#096
日高 敏隆
新潮文庫
鳥も植物も虫も、生き物たちは皆それぞれの方法で三寒四温を積算し、季節を計っている。植物は毎年ほぼ同じ高さに花をつけ、虫は時期を合わせて目を覚まし、それを見つける。日本を代表する動物行動学者による、発見に充ちたエッセイ集。日本エッセイスト・クラブ賞受賞。
#095
秦 早穂子
リトル・モア
映画配給、評論で卓越した業績を残した秦早穂子の自伝的小説。単身パリへ渡り、27歳の時、ゴダールのデビュー作を撮影中に世界で最初に買い付けた。『A BOUT DE SOUFFLE』原題=《息切れ》は、いかにして《勝手にしやがれ》になったのか?日本映画ペンクラブ賞受賞。
#094
ジャン=リュック ゴダール
筑摩書房
「私に興味があるのは、自分がかつてつくったものを見ること、そしてとりわけ、自分がかつてつくった何本かの映画を利用することなのです」 映画史上の名画と自身の旧作を上映しつつ個人史を自由に語るというこの連続講義は『映画史』へと結実する。
#093
ジャン=リュック ゴダール
筑摩書房
ゴダールの1950年から85年にわたるすべての評論・エッセイ・インタビューなどを網羅する二巻本全集。Iは批評家時代からアンナ・カリーナとの共作時代までを収める。
#092
浅田 彰
青土社
バタイユ、クロソウスキー、ジュネ、バロウズ、ピンチョン、ツェラン、キーファー。明晰な概念の提示、エモーショナルな批評の言葉。新世紀への予感に満ちた豪奢な対話編。
#091
浅田 彰
新潮社
ゴダール、ヴェンダース、パゾリーニ、ストローブ=ユイレ。映像表現と現代文化の最前線をスクリーンの光に発見するテクストと対話。
#090
Sophie Lissitzky-Kuppers
Thames & Hudson
エル・リシツキーの多義に渡る活動を豊富な図版で紹介した定番の一冊。
#089
Kurt Schwitters
Hatje Cantz Pub
クルト・シュヴィッタースの作品集。ダダ、構成主義、シュルレアリスム、詩、音響、彫刻、グラフィックデザイン、タイポグラフィ、パフォーマンスなど様々な芸術領域を横断的に活動し、自らの芸術活動を「Merz」と呼んだ。
#088
ライムント・シュテッカー他
神奈川県立近代美術館
2005年にローランズエックのアルプ美術館と国内数カ所で開催されたハンス・アルプ展のカタログ。油彩・彫刻・コラージュ作品など、計176点を収録。
#087
ジオルジュ・ユニエ
美術出版社
「ダダのニヒリズムが第一にすすめることは、永遠に理解されないままでいろということ、明日など全然もつなということである。」(ユニエ)。ダダ運動の概説書。序文はトリスタン・ツァラ。
#086
Laurent Le Bon
Centre Georges Pompidou Service Commercial
ポンピドーセンターで開催されたダダの回顧展の記録。安価な用紙に印刷された1200ページのボリューム。
#085
Benjamin Sommerhalder
Nieves
小さな幽霊「Knigi」は誕生日の夜に叔母さんから一冊の本をプレゼントされた…。NievesのキャラクターにもなっているKnigiの愛すべき絵本。「スイスの最も美しい本2011」を受賞。
more info: Nieves
#084
山下ともこ
金羊社クリエイティブワークス
一枚のタイルを様々な形に組み合わせた、架空のオブジェ。シンプルでリズミカルな美しいグラフィック表現を楽しめる。
more info: 山下ともこ
#083
HIMAA
(private pub.)
ドローイング作品を制作し続けてきたHIMAAの新作は写真集。雑誌を小さく切り抜き拡大コピー、という目新しくはない手法も、平山の手にかかるとなぜかユーモアとエッジの効いた作品になる。モチーフもドローイング作品に通じていて、どこか微笑ましくもある。
more info: HIMAA
#082
Andrew Cannon
mono kultur
mono.kulturはクリエーターやアーティストを毎号ひとりだけ取り上げるインタビューマガジン。その内面に迫るインタビューとともに、各号微妙に異なる装丁が魅力にあふれている。第一号の特集は、坂本龍一との活動でも知られるカールステン・ニコライ。(ユトレヒト)
more info: mono kultur
#081
横尾 香央留
マガジンハウス
「ほぼ日刊イトイ新聞」連載中から多くのファンをつかんだ「お直しとか」。エッセイも含め65篇を掲載した、新しいヴィジュアル本。「私が頼んだ作品には愛犬の顔がかくれてた。しかけますよ、横尾さんは」(樋口可南子)のコメントが世界観を表現している。
#080
横尾 香央留
雄鷄社
刺繍やニットを用いたお直しを中心に活動する横尾香央留が、大切な人のために作った作品。そのエピソードと作り方を収録。写真:ホンマタカシ 装丁:中村至男
#079
ホンマ タカシ
リトルモア
ホンマタカシが1999年から5年にわたって、中平卓馬の日常を追いかけ、撮り下ろした最新写真集。「映画がゴタールを持ったとすれば、写真は中平卓馬を持った」(浅田彰)
#078
Takashi Homma
Nieves
「実をいうと、この女の子は彼の友人の娘なのです。いかにも記録のようにして撮られた写真は「本当に起こった現実であるはずだ」という先入観が加わることで、いかに不確実なものなのかをホンマさんは投げかけているのです」(IMA Online)
more info: IMA Online
#077
ホンマ タカシ
光琳社出版
駐車場や住宅地、団地の中庭といったどこにでもある東京郊外の風景と、そこで今育っている子供たちを撮った64枚の写真。特別でも何でもない郊外の都市環境を、ひとつのフレームに収めた写真集。
#076
ホンマ タカシ
平凡社
現代美術から広告まで幅広く活躍する写真家が、経験をもとに書き下ろした初めての写真論。
村上春樹、日本美術応援団、内田樹、中沢新一、谷川俊太郎
#075
小説新潮臨時増刊
新潮社
「1989年、サリンジャー70歳。伝統は新しい世代に引き継がれた。」小説新潮の増刊として刊行され、その後の日本における翻訳文学刊行の潮流をつくった一冊。
#074
加藤 典洋
講談社
短編からアプローチする村上春樹論。英訳された短編作品をもとに、その時々のテーマのあり方、デタッチメントからコミットメントという創作態度の変化を論じ、村上春樹の全体像に迫る論考。
more info: 群像
#073
ジョン アーヴィング, 訳:村上 春樹
中公文庫
既成の文学観の埒外とも言うべき、アーヴィングのマッシブな小説世界はここから始まった。骨太、大胆、予測不能。傲慢なまでの若々しさと青春小説の特別な輝きに満ちたデビュー作。
#072
村上 春樹
新潮社
静寂な幻想世界と波瀾万丈の冒険活劇の二つの物語が同時進行して織りなす、不思議の国。第21回(1985年) 谷崎潤一郎賞受賞。
#071
村上 春樹
中央公論社
『午後の最後の芝生』ほか6篇。著者初の短篇集。
#070
山下 裕二
平凡社
雪舟などの大スターから、無名でも天才的な画家まで、目からウロコの水墨画の見方を発見。巻末に雪村周継「呂洞賓図」を付す。
#069
辻 惟雄
ちくま学芸文庫
近世絵画史において長く傍系とされてきた岩佐又兵衛、狩野山雪、伊藤若冲、曽我蕭白、長沢蘆雪、歌川国芳ら表現主義の画家たち。彼らを「奇想」という言葉で定義して、異端ではなく主流の中での前衛と再評価する。若冲の大規模な再評価の火付け役ともなった名著。
more info: 失われた本を求めて
#068
赤瀬川 原平, 山下 裕二
ちくま文庫
国会議事堂、東大総合研究博物館、東京国立博物館、そして鎌倉、長崎、奈良へ。日本美術応援団の二人が、目からウロコが落ちる、オトナのための社会科見学にご案内。文庫版は増上寺・五百羅漢展を新収録。
#067
赤瀬川 原平, 山下 裕二
ちくま文庫
雪舟の描く絵はちょっとヘン。有名な「天橋立図」も凄いんだがどこかヘン。光琳にはなくて、宗達にはある、“乱暴力”とは? 雪舟、等伯から、縄文土器や根来塗の器まで日本美術を幅広く応援。教養主義や美術史にとらわれない、大胆な美術鑑賞法を提示する。
#066
橋本治
新潮社
美術史の常識に挑戦する新解釈の日本美術史。『源氏物語』や『枕草子』を現代語訳してきた作家橋本治による本書は、従来の日本美術史に違う視点を持ち込もうとする硬派な意志と、作品をめぐる著者のロマンチックな妄想(あるいは詮索)から成り立っている。
#065
養老 孟司
イースト・プレス
「養老先生、どうしたらあんなバカなおとなにならなくてすみますか?」(勲くん・17歳)…小・中・高校生からの難問、珍問に、驚きと笑いと溜息で答える、養老哲学へのもっともやさしい入門書。
#064
養老 孟司, 内田 樹
新潮社
「ユダヤ人問題」を語るはずが、ついには泊りがけで丁々発止の議論に。それぞれの身体論、アメリカ論、「正しい日本語」、全共闘への執着など、日本が浮き彫りになる「“高級”漫才」。
#063
橋本 治, 内田 樹
筑摩書房
文学歴史芸能に、教育問題、身体論、米中の行方まで、柔軟な知性が語りつくす、世界と日本の現在過去未来。不毛で窮屈な論争をほぐして、「よきもの」に変えるおじさんの智慧がここに凝縮。
#062
内田 樹
文藝春秋
ノーベル賞受賞者を多数輩出するように、ユダヤ人はどうして知性的なのか。そして「なぜ、ユダヤ人は迫害されるのか」。サルトル、レヴィナスらの思想を検討しながら人類史上の難問に挑む。第6回(2007年)小林秀雄賞受賞。
#061
内田 樹, 名越 康文, 西 靖
140B
アメリカではなく日本、東京ではなく大阪、そしてテレビではなくラジオ。ニュースの読み方からリスナーの人生相談まで、「辺境」から見える本質とは?
more info: MBS 辺境ラジオ
#060
内田 樹, 中沢 新一
角川書店
政治、経済、教育、農業、高齢化社会など、さまざまなテーマについて、該博な知識と独自の贈与論をベースに縦横無尽に語り合う。グローバリズムを生き延びるための「日本の文脈」。
#059
イヴォンヌ・ヴェルディエ, 訳:中沢新一
くくのち学舎出版部
仏ノルマンディの地方料理を詳細に分析し、レヴィ=ストロースの「料理の三角形」をベースに、日常の食事、その四季の変化、お祝いごとの日にどのように食べ物が振る舞われ、どのように享受していたのか、そこにはどのような論理が潜んでいるのかを丹念に追う。
more info: くくのち学舎
#058
中沢 新一
講談社
神さまについて考えてみよう。神さまはどんな姿をしているの? 仏さまって神さまなの? 日本人は無宗教だっていわれるけど、ほんとう? どうすれば神さまと会えるの?
#057
中沢 新一
新潮社
郭公に姿を変えた観音菩薩がブッダの最も貴い知恵について語り、鶴、鶺鴒、雷鳥、梟などの鳥たちが幸福へと続く言葉を紡ぐ。チベットで古くから読み継がれてきた書物がはじめてチベット語から翻訳される。仏教思想のエッセンスに満ち溢れた一冊。
#056
坂本 龍一, 中沢 新一
木楽舎
諏訪、若狭、敦賀、奈良、紀伊田辺、鹿児島、そして青森へ。音楽家の坂本龍一と人類学者の中沢新一が古層に眠る精神の源泉に触れる、聖地への旅。装丁:菊地敦己
#055
谷川 俊太郎
新潮社
〈私は立ち止まらないよ/私は水たまりの絶えない路地を歩いていく〉いつまでも西日が眩しく、夜になるとオーロラが現れるノルウェー北部の都市トロムソでなかば即興的に書かれた、疾走感に満ちた表題作など、軽やかに時空を超え、深い余韻を残す6編の長編物語詩。
#054
安野 光雅, 大岡 信, 谷川 俊太郎
福音館書店
小学校1年の国語教科書を、自由に、独創的に構想した作業の中から生みだされた、ことばの本。
#053
谷川 俊太郎
福音館書店
人の心にそっと入りこむ和語のしなやかなリズム。日本ではじめての暗誦に耐えうる長編平仮名詩集。
#052
谷川 俊太郎
福音館書店
6歳の私と、私のうまれるずっとまえから私のそばにいた人形の「なおみ」。この「ふたり」の交流と別れを通して、子どもの「時間」を美しく描き出した写真絵本。「こどものとも」の1冊として出版され話題を呼んだ作品が、25年の時を経てよみがえる。
#051
谷川 俊太郎
青土社
「真夜中のなまぬるいビールの一カンと奇跡的にしけっていないクラッカーの一箱がぼくらの失望と希望そのものさ」 さりげない日常をくるむ透明なことば。
SANAA、カレル・マルテンス、コム デ ギャルソン、民家と集落、SUPER NORMAL
#050
西沢立衛建築設計事務所
彰国社
西沢立衛の近作から最新プロジェクトまでの詳細を知ることができる、透明感のある色彩に溢れたディテール集。全編にわたり、空間やものの関係が際立つように配色されたディテール図面を掲載。
#049
妹島 和世, 西沢 立衛
エーディーエー・エディタ・トーキョー
妹島和世と西沢立衛の建築の真意と活動の日常を、長時間にわたるインタヴューにより紹介。1998年以降の作品と現在、世界中で進行するプロジェクトを収録する。
#048
妹島 和世, 二川 幸夫
エーディーエー・エディタ・トーキョー
生い立ち,学校,就職,独立……。建築家妹島和世の歩んできたバックグラウンドと初期の作品から1998年までのプロジェクトを収録。
#047
ウォルター・ニーダーマイヤー, ルイザ・ランブリ, ホンマ タカシ, 長谷川 祐子
金沢21世紀美術館
ホンマタカシ、ウォルター・ニーダーマイヤー、ルイザ・ランブリ。気鋭の写真家たちのカメラが切り取った、金沢21世紀美術館の日常-非日常的世界。
#046
Walter Niedermayr, Sanaa
HATJE CANTZ
イタリアの写真家ウォルター・ニーダーマイヤーによる建築家ユニットSANAAの作品集。
#045
Mevis & Van Deursen
Artimo Foundation
オランダのデザイナーユニット、Mevis & Van Deursenの作品集。
#044
Werkplaats Typografie
ROMA Publications
オランダのデザインスクール「Werkplaats Typografie」の創立10周年を記念して出版された。同校はマルテンスによってスーパーバイズされている。
more info: werkplaatstypografie
#043
idea アイデア
誠文堂新光社
特集:カレル・マルテンスの教え
more info: idea アイデア
#042
Karel Martens
Hyphen
グラフィックデザイナーとしての仕事とは別に、日常のオブジェを使った独特の印刷作品を制作してきたカレル・マルテンス。「Counter Print」はそれらをまとめた初の作品集。断裁されないままの製本で、2000部が製作された。
#041
Karel Martens
Hyphen
オランダのグラフィックデザイナー、カレル・マルテンスの作品集。第3版も品切れで増刷・改訂の予定はない。
more info: karelmartens.pdf
#040
林 央子
(private pub.)
「Here and There」の10号までをモノクロコピーし、コンパイルした600頁の書籍版。 寄稿者はスーザン・チャンチオロ、マーク・ボスウィック、エレン・フライスなど。 文化のオルタナティブな在り方を提示したその活動を俯瞰できる重要な記録。装丁:服部一成
more info: nakakobooks
#039
林 央子
ブルース・インターアクションズ
「この20年間、林央子は彼女の世代のこのうえなく趣味のよい反乱者をひとつに結びつけてきた。けれども、なにより特別なのは彼女自身だ。彼女の世界の繊細で親密な文脈は、それだけでも魅力的な人々からベストな部分を引き出してきた」(ミランダ・ジュライ)
#038
ディヤン スジック
マガジンハウス
パリ・コレクションに登場以来、人々を刺激しつづける川久保玲のファッション。デザイナーを超えた川久保玲と、ブランドを超えたコムデギャルソンのすべて。
#037
清水 早苗
平凡社
NHKで放映され大きな反響を呼んだドキュメンタリーを、未放映分を含めて書籍化。川久保玲をはじめ内外の約70人が、服作りの秘密を語る。装丁:服部一成
#036
VISIONAIRE
VISIONAIRE
川久保玲をゲストエディターに迎えた「VISIONAIRE」20号。「Six 1/4」のほか、「What do you make of this?(これで何を作る?)」と印字されたパターン、13人の写真家が撮り下ろしたヴィジュアルシート13枚が封入されている。
#035
藤井 明
建築資料研究社
世界の40数カ所の伝統的集落について、各集落の生成因を布置、配列、表徴の3つの視点から解説した比較文化的集落論。近代化が捨ててきた価値を再発見し、均質から異質の世界観に回帰する旅。
#034
原 広司
彰国社
建築家原広司が、世界の集落調査をとおして受けた空間デザインに関する教え。『建築文化』1987年4月号が初出。熟成された論考および補注を加えた。
#033
B・ルドフスキー
鹿島出版会
ギリシャ、スペイン、ポルトガル、シリア、イラン、トルコ、スーダン、ガーナ、エチオピア、ザンビア、中国、日本、モロッコ、ベトナム、インドなど世界全土の土着建築の貴重な写真コレクション。
more info: 松岡正剛の千夜千冊
#032
伊藤 ていじ
鹿島出版会
白川郷から京の町屋まで、全国の民家をデザインサーベイした名著の復刊。「われわれはまず、民家を凝視する前に、この本自体を凝視するところから始めねばなるまい」(内藤廣)。
more info: INAX REPORT
#031
二川 幸夫
ADAエディタトーキョー
1957-59年に美術出版社から刊行されたB4版の「日本の民家」を、2012年の視点で再編集。二川幸夫の写真家、編集者としての原点。装丁:細谷巌。
#030
Maarten Van Severen
Stichting Kunstboek
ベルギーの家具デザイナー、Maarten Van Severenの作品集。
#029
深澤 直人
TOTO出版
デザインとはいったい何か。工業デザイナー・深沢直人が考えるデザインの断片。
more info: TOTO出版
#028
Naoto Fukasawa, Jasper Morrison
Lars Muller Publishers
2006年の「Super_Normal展」の記録。深澤直人とジャスパー・モリソンの二人によって企画され、東京、ロンドンに巡回された。
more info: Lars Muller
#027
Jasper Morrison
Imschoot Uitgevers
ジャスパー・モリソンによるスプーンのコレクション。
#026
Jasper Morrison
Lars Muller Publishers
プロダクトデザイナー、ジャスパー・モリソンの作品集。その簡潔な表現や機能性、素材の選択はデザイナーが立ち返るべきアプローチを体現している。
more info: Lars Muller
ペーター・ツントー、高橋悠治、坂本龍一、後藤繁雄、ル・コルビュジェ
#025
Mohsen Mostafavi
The MIT Press
古代ギリシャやルネサンス、ポー谷の簡素な農家、アフリカやメキシコの美術、マティスの絵画といった要素が、マークリの簡潔な、ほとんど「古典的な」作風に与えた影響を検証する。
#024
Lars Muller
Lars Muller Publishers
ヴァルスの温泉施設や聖ベネディクト教会、ブレゲンツ美術館など建築作品8作、12のプロジェクト案を収録した作品集。Helene Binetによる写真も美しい。早々に絶版となり、入手は難しい。
#023
Sigrid Hauser, Peter Zumthor
Scheidegger and Spiess
ピーター・ズントーによってスイス、アルプスの村ヴァルスに造られた温泉施設。ズントーの解説と多数のドローイングを掲載。Helene Binetの写真は光と闇と水が織りなす空間を美しく切り取っている。布装。
#022
ペーター・ツムトア
みすず書房
ツムトアのアートディレクションによる日本語版オリジナル企画。クロス装。ツムトアの建築ドローイング(コロタイプ/便利堂)一葉付。限定300部。
more info: 特装版
#021
ペーター・ツムトア
みすず書房
建築家ピーター・ズントーが理想の建築について、美について、光について、創造において信じていること、実在させたいと願うものへの想いを綴る。待望の邦訳。装丁:葛西薫
#020
チャールズ・ローゼン
みすず書房
協和音と不協和音の緊張と解決の方法が変わると、表現はどう変わるか。ハ短調が注目に値する理由は何だったのか。「驚くのは、緻密な分析と専門的なアプローチをしながら、みごとに感動的なことだ」(『ガーディアン』紙評)
#019
チャールズ・ローゼン
みすず書房
「もし、ピアノの栄光と衰退のすべてを語る本を一冊だけ本棚に入れたいなら、これがその一冊だ」(ニューヨークの書評紙)
#018
伊福部 昭
全音楽譜出版社
土俗的なアイヌ音楽に影響を受け、日本に根ざす作品世界を独学で追求した作曲家、伊福部昭。聴覚は最も原始的な感覚であり、本能を揺さぶるリズムにこそ本質があるとする独自の音楽観に貫かれている。
#017
高橋 悠治
みすず書房
音楽の制度からすり抜けるように、ひっそりと、しなやかに、音楽活動を続けてきた高橋悠治。日々のメモとして書きとめられた言葉・声・音・音楽についての思索が詩のように響く。『ドビュッシー序論』は必読。
#016
高橋 悠治
平凡社
あらゆる表現活動が消費文化にのみこまれた現在、音楽に、音楽家に何ができるのか。時代の前線に立ち続ける作曲家・ピアニストが、すべての音楽ファンに現場から問う音楽論集。
#015
坂本 龍一, 高橋 悠治
本本堂
坂本龍一と高橋悠治の夜の長電話。
#014
Carsten Nicolai
jrp ringier
アルヴァ・ノトの活動名で知られるサウンド・アーティスト、カーステン・ニコライの作品集。「スイスの美しい本 2007」を受賞。
more info: carstennicolai.com
#013
坂本 龍一
新潮社
ちょっとしたはずみで、人生を振り返ってみることになりました――。57年間の半生と、いつも響いていた音楽。自らの言葉ですべてを語った、初の自伝。
#012
坂本 龍一, 高谷 史郎
NTT出版
坂本龍一とダムタイプの高谷史郎による音と映像のコラボレーション。99年のオペラ「LIFE」の諸要素を下敷きにしつつ、さらに現在の世界を反映させた新たなインスタレーションを再現したヴィジュアル・ブック。
#011
坂本 龍一, 後藤 繁雄
リトルモア
99年秋のオペラ「LIFE」にいたる軌跡と思考。四年半の取材と1000の問いによる反評伝の試み。
#010
後藤 繁雄
筑摩書房
かつて前衛に立ち、もっとも鋭く時代を破ろうとしてきたフロンティアたち「独特老人」28人のインタビュー集。『バッカス』『ガリバー』連載、『花椿』掲載のインタビューを、書き下ろしを含めて加筆・再構成。
#009
仲條正義, 後藤 繁雄
リトルモア
仲條正義の「富士」をモチーフにしたオール・モノクロの新作36点に、後藤繁雄との一問一答「仲條三十六景韜晦問答」を収録。
#008
後藤 繁雄
リトルモア
さまざまな人たちが、生活したり、ものづくりをしたりする時の「名づけえぬ感覚」に触りたい。ポール・スミスから美輪明宏まで49人。吉本ばななとの対談も収録。『花椿』に連載された、新・考えるヒント。
#007
後藤 繁雄
アートビートパブリッシャーズ
「現在の40人」をめぐる「くろい読書の旅」。浅田彰、坂本龍一との対談も収録。『エスクァイア』連載を単行本化。
#006
後藤 繁雄
アートビートパブリッシャーズ
編集者・後藤繁雄のweb連載をまとめた、散文102本。装丁:林修三。
#005
建築文化シナジー
彰国社
ル・コルビュジエはインドを23回訪れた。彼の残した庁舎、議事堂、住宅などの建築を紹介する、コルビュジエ再発見の旅の記録。
#004
X-Knowledge HOME
エクスナレッジ
ル・コルビュジエの「白の時代」と言われる頃の作品に焦点をあてて特集。季刊で発行された「X-Knowledge HOME 特別編集」シリーズの第1弾として刊行された。
#003
ル・コルビュジェ
集文社
#002
Le Corbusier
BIRKHAUSER
1923年に両親のためにレマン湖の畔に立てられたル・コルビュジエの「小さな家」の記録。グラフィックデザインもコルビュジエによるもの。
more info: LE CORBUSIER, La petite maison.pdf
#001
Rene Burri
Lars Muller Publishers
ルネ・ブリによるル・コルビュジエの写真集。造本は蛇腹のページを黒表紙で挟み、オレンジの帯で綴じたシンプルな仕組み。
more info: Lars Muller
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