美術
#169
パウル・クレー
新潮社
「色彩は私を永遠に捉えた、私にはそれがわかる。この至福の時が意味するのは、私と色彩はひとつだということ。私は、画家だということ」(チュニジア旅行) 切ったり、貼ったり、押したり。作品をつくるかのように美しい言葉で書き継がれた、自叙伝ともいえる日記。
#168
坂崎 乙郎
美術出版社
「左利きのクレーがときには両手を使って描きながら、足でリズムをとったり、踊ったりするのは、バウハウスでは有名だったらしい。単なる癖なのか、それとも制作中の画面がそうさせるのか、それは誰にもわからないし、『造形思考』の中でも分析されていない」(本書より)
#167
パウル・クレー
美術公論社
直筆ノートを通じて、その美術形態論の全容とクレー芸術の核心を浮き彫りにする第一級の資料。パウル・クレー手稿、完全復刻。
#166
パウル・クレー
新潮社
パウル・クレーのバウハウス時代の論文・講義の草稿をまとめた書。「図書館でもどこでもいいから、せめて1時間でもページを繰ってみるべきだ。とくにデザイナーがこれをするかしないかで、根本的な生き方の変化が出てくる」(松岡正剛)
more info: 千夜千冊
#165
パウル・クレー
中央公論美術出版
バウハウスにおける1921年度の形態論の講義のエッセンスであり、当時のクレーの創作活動を理解する上でも重要な文献。クレーによる文字・記号・図の一体化した図版を多数収録。
#090
Sophie Lissitzky-Kuppers
Thames & Hudson
エル・リシツキーの多義に渡る活動を豊富な図版で紹介した定番の一冊。
#089
Kurt Schwitters
Hatje Cantz Pub
クルト・シュヴィッタースの作品集。ダダ、構成主義、シュルレアリスム、詩、音響、彫刻、グラフィックデザイン、タイポグラフィ、パフォーマンスなど様々な芸術領域を横断的に活動し、自らの芸術活動を「Merz」と呼んだ。
#088
ライムント・シュテッカー他
神奈川県立近代美術館
2005年にローランズエックのアルプ美術館と国内数カ所で開催されたハンス・アルプ展のカタログ。油彩・彫刻・コラージュ作品など、計176点を収録。
#087
ジオルジュ・ユニエ
美術出版社
「ダダのニヒリズムが第一にすすめることは、永遠に理解されないままでいろということ、明日など全然もつなということである。」(ユニエ)。ダダ運動の概説書。序文はトリスタン・ツァラ。
#086
Laurent Le Bon
Centre Georges Pompidou Service Commercial
ポンピドーセンターで開催されたダダの回顧展の記録。安価な用紙に印刷された1200ページのボリューム。
#014
Carsten Nicolai
jrp ringier
アルヴァ・ノトの活動名で知られるサウンド・アーティスト、カーステン・ニコライの作品集。「スイスの美しい本 2007」を受賞。
more info: carstennicolai.com
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