都市と建築
#220
鈴木 成文
住まいの図書館出版局
日本人の住まいの新たな創造をめざして鉄筋コンクリート造公営住宅普及のためにつくられた一九五一年度C型標準設計。その当事者が書き下ろした建築計画学の戦後から現在に至る全史。
#219
東 孝光
住まいの図書館出版局
1967年、東京・青山に出現した「塔の家」は、日本で一番ポピュラーな「冒険的住まい」だった。設計者であり、住まい手でもある東孝光と家族による暮らしの軌跡。周辺の町や人々との交流をたどった「住まい白書」。
#218
ホンマ タカシ
中央出版アノニマスタジオ
日本を代表する建築家の一人である青木淳が手がけた住宅「G」。その計画段階から施工、完成までの家族の時間を記録した写真集。
#217
妹島 和世
インデックスコミュニケーションズ
家を設計することは、物語をつくること。洋服を選んだり合わせたりするように、家をつくれたらいい。建築家・妹島和世が手がけた、両親と中学生の姉、小学生の弟、祖母と猫1匹が一緒に暮らす「梅林の家」をめぐる物語。
#216
伊東 豊雄
インデックスコミュニケーションズ
新しいイメージの家。いろいろなみちの家を体験する本。子どもたちが家に向きあうための建築家、アーティスト、作家などによる家のシリーズ「くうねるところにすむところ」の一冊。
#215
貝島 桃代
INAX
貝島桃代初の単著。1999年から『10+1』に連載された「トーキョー・建築・ライナーノーツ」他、さまざまな媒体で書きためた34本の論考を収録。
#214
永江 朗, アトリエ・ワン
原書房
住みたい場所に住みたい形で住むには家を建てるしかない、と考えたライターの永江さん。住みたい家の企画書をつくり、アトリエ・ワンに乗り込んだ。
#151
坂口 恭平
太田出版
「さまざまな領域でゼロをめざす運動が始まっている。利潤を殖やさないが豊かに生きるための経済のゼロ、膨れあがった人間中心主義を吹き飛ばしていくための幻想のゼロ。坂口恭平は、始まったばかりのゼロ度を求める運動の、フライングすれすれの突出者だ」(中沢新一)
more info: 大田出版
#132
Jelte Boejenga, Jeroen Mensink, Joost Grootens
010 publishers
オランダのVINEX地区は1990年代から「コンパクト・シティ」を方針にした都市計画が実施されたことで知られている。本書はVinexのプログラムとその進展を地図帳のように詳細に記録した。デザイン:ヨースト・グローテンス
more info: grootens.nl/
#131
Arjen Van Susteren
010 Uitgeverij
世界101の大都市エリアの人口密度、交通量、大気汚染などのデータが5色の特色を使ったインフォメーション・グラフィックスで表現されている。ヨースト・グローテンスはオランダのデザインアワードを多数受賞。
#130
清家 清
住まいの図書館出版局
戦後住宅史に残る名作といわれた清家清の「私の家」。1950年代から設計されたこの住宅では、日本建築のエレメントや伝統的な住まい観と、近代建築の手法とが見事な調和を果たしていた。建築家自身が住み継がれてきた「家」を語る。
#129
後藤 暢子
住まいの図書館出版局
日本の1970年代を代表する住宅建築、伊東豊雄設計の「中野本町の家」が97年に姿を消した。その20年間を、施主家族と建築家が各自の立場から率直に語る。
#128
伊東 豊雄
ADAエディタトーキョー
生い立ちから建築を志していく過程から、台中メトロポリタン オペラハウス以降の最新プロジェクト、今後の展望まで、ロング・インタビューによって伊東豊雄を読み解く。
#127
瀧口 範子
筑摩書房
「走りつづけていれば、必ず何が問題か見えてくる」ジャーナリスト・瀧口範子による、伊東豊雄の解体新書。世界を飛び回る建築家に密着し、その創造力の源を探りだす。
#126
伊東豊雄建築塾
彰国社
ねじれたグリッド、動きのかたち、コンクリートの森、アルミニウムの家など、重要な10のテーマを選び、それぞれに図版や写真を多用して、短い解説を添えた21世紀のけんちく原理を探る、小さいけれど大きな一冊。
#050
西沢立衛建築設計事務所
彰国社
西沢立衛の近作から最新プロジェクトまでの詳細を知ることができる、透明感のある色彩に溢れたディテール集。全編にわたり、空間やものの関係が際立つように配色されたディテール図面を掲載。
#049
妹島 和世, 西沢 立衛
エーディーエー・エディタ・トーキョー
妹島和世と西沢立衛の建築の真意と活動の日常を、長時間にわたるインタヴューにより紹介。1998年以降の作品と現在、世界中で進行するプロジェクトを収録する。
#048
妹島 和世, 二川 幸夫
エーディーエー・エディタ・トーキョー
生い立ち,学校,就職,独立……。建築家妹島和世の歩んできたバックグラウンドと初期の作品から1998年までのプロジェクトを収録。
#047
ウォルター・ニーダーマイヤー, ルイザ・ランブリ, ホンマ タカシ, 長谷川 祐子
金沢21世紀美術館
ホンマタカシ、ウォルター・ニーダーマイヤー、ルイザ・ランブリ。気鋭の写真家たちのカメラが切り取った、金沢21世紀美術館の日常-非日常的世界。
#046
Walter Niedermayr, Sanaa
HATJE CANTZ
イタリアの写真家ウォルター・ニーダーマイヤーによる建築家ユニットSANAAの作品集。
#035
藤井 明
建築資料研究社
世界の40数カ所の伝統的集落について、各集落の生成因を布置、配列、表徴の3つの視点から解説した比較文化的集落論。近代化が捨ててきた価値を再発見し、均質から異質の世界観に回帰する旅。
#034
原 広司
彰国社
建築家原広司が、世界の集落調査をとおして受けた空間デザインに関する教え。『建築文化』1987年4月号が初出。熟成された論考および補注を加えた。
#033
B・ルドフスキー
鹿島出版会
ギリシャ、スペイン、ポルトガル、シリア、イラン、トルコ、スーダン、ガーナ、エチオピア、ザンビア、中国、日本、モロッコ、ベトナム、インドなど世界全土の土着建築の貴重な写真コレクション。
more info: 松岡正剛の千夜千冊
#032
伊藤 ていじ
鹿島出版会
白川郷から京の町屋まで、全国の民家をデザインサーベイした名著の復刊。「われわれはまず、民家を凝視する前に、この本自体を凝視するところから始めねばなるまい」(内藤廣)。
more info: INAX REPORT
#031
二川 幸夫
ADAエディタトーキョー
1957-59年に美術出版社から刊行されたB4版の「日本の民家」を、2012年の視点で再編集。二川幸夫の写真家、編集者としての原点。装丁:細谷巌。
#025
Mohsen Mostafavi
The MIT Press
古代ギリシャやルネサンス、ポー谷の簡素な農家、アフリカやメキシコの美術、マティスの絵画といった要素が、マークリの簡潔な、ほとんど「古典的な」作風に与えた影響を検証する。
#024
Lars Muller
Lars Muller Publishers
ヴァルスの温泉施設や聖ベネディクト教会、ブレゲンツ美術館など建築作品8作、12のプロジェクト案を収録した作品集。Helene Binetによる写真も美しい。早々に絶版となり、入手は難しい。
#023
Sigrid Hauser, Peter Zumthor
Scheidegger and Spiess
ピーター・ズントーによってスイス、アルプスの村ヴァルスに造られた温泉施設。ズントーの解説と多数のドローイングを掲載。Helene Binetの写真は光と闇と水が織りなす空間を美しく切り取っている。布装。
#022
ペーター・ツムトア
みすず書房
ツムトアのアートディレクションによる日本語版オリジナル企画。クロス装。ツムトアの建築ドローイング(コロタイプ/便利堂)一葉付。限定300部。
more info: 特装版
#021
ペーター・ツムトア
みすず書房
建築家ピーター・ズントーが理想の建築について、美について、光について、創造において信じていること、実在させたいと願うものへの想いを綴る。待望の邦訳。装丁:葛西薫
#005
建築文化シナジー
彰国社
ル・コルビュジエはインドを23回訪れた。彼の残した庁舎、議事堂、住宅などの建築を紹介する、コルビュジエ再発見の旅の記録。
#004
X-Knowledge HOME
エクスナレッジ
ル・コルビュジエの「白の時代」と言われる頃の作品に焦点をあてて特集。季刊で発行された「X-Knowledge HOME 特別編集」シリーズの第1弾として刊行された。
#003
ル・コルビュジェ
集文社
#002
Le Corbusier
BIRKHAUSER
1923年に両親のためにレマン湖の畔に立てられたル・コルビュジエの「小さな家」の記録。グラフィックデザインもコルビュジエによるもの。
more info: LE CORBUSIER, La petite maison.pdf
#001
Rene Burri
Lars Muller Publishers
ルネ・ブリによるル・コルビュジエの写真集。造本は蛇腹のページを黒表紙で挟み、オレンジの帯で綴じたシンプルな仕組み。
more info: Lars Muller
Book descriptions are basically quoted from the official book database or publishers' websites, unless otherwise noted.